FXとは、日本円と外貨の為替相場の変動を利用するとともに、証拠金取引という仕組みを利用することで、自己資金の何倍もの資金を運用することができる資産運用の方法です。このFXの最大の魅力としては、為替相場の変動を利用する運用方法もさることながら、証拠金取引により大きな資金を運用することができることにあります。いわば、一時的にお金を借りて運用させてもらえるということです。もちろん、その大きな資金の運用に得られた利益は自分自身のものです。
お金を借りた人に返さなければならないのは借りた元本分だけで、運用により得た利益まで差し上げる必要はありません。逆に、もし運用により損失が生じた場合も自分の責任です。その損失までお金を貸してくれた人が負担するわけでは決してなく、どれだけ損失が生じようとも、借りた人には元本をそっくりそのまま返さなければなりません。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、結局のところFXでは、利益も損失も増幅されるということです。
もし自己資金の10倍のお金を運用する場合、運用している商品の価値が1%上昇すれば、自分の利益は1%ではなくその10倍の10%になりますし、もし価値が1%下落すれば、自分の損失は1%ではなく10%になるということなのです。これを聞くと、それは何かちょっと怖いというように感じる人もいるかもしれません。1%の価格下落でも10%の損失になると聞けばそう思うのも自然なことかもしれませんが、それだけ多くの利益を手にできる可能性もあるということなのです。